2017年4月11日火曜日

半導体とお風呂の関係とは・・・?

はじめに

タイトルをご覧になって、何のこと?と思われる方も多いと思います。しかし半導体業界でデバイス開発寄りの仕事をしていた方なら、あー、なるほど、と思われるかも知れません。

後ほど種明かしをしますので、ちょっとお待ちを。

先日、「モニターバーンインの知見をお持ちですか?」というお問い合わせをいただきました。ありがとうございます。

モニターバーンインという言葉は、モニターという言葉とバーンインという言葉を繋げたものですが、モニターはいいとして、バーンインっていう単語、これは一体何ですか?というお話から、今回のエントリーを始めていこうと思います。

ちゃんとお風呂と話がつながりますからご安心を。

2017年2月22日水曜日

国際救助隊出動す!・・・ん?

4回目のエントリー「レイアウト設計でawkのお世話になった話」の話の頃、ちょうど1992年から93年頃の、青森県五所川原市勤務の時代に遭遇した、量産立ち上げトラブルの「救助活動」のことを書こうと思います。

ASIC/ロジック系製品の設計拠点立ち上げを目的として、1992年の秋頃から、筆者を含めて3名が青森県五所川原市の田んぼの真ん中に立っていた事業所に転勤し、拠点立ち上げの準備として色々な設計環境整備とか、東京から飛んでくる指示に従って色んな作業をしたりしていました。

そんなある朝、東京から「青森から羽田経由で函館へ行け!今すぐに」という指示が筆者に飛んできて、急遽飛行機を手配して出張に出かけたのでした。

2017年2月19日日曜日

時短ってなんですか? 〜テストタイムのおはなし

テストの話が続きます。なにせ現役時代一番長くやってた仕事なので、それだけお話ししたいネタも多いのです。

時短とは?


時短ってなんですか?ということですが、ここではLSIテストに於ける時短についてのお話を書きます。LSIテストに於ける時短とは、LSIのテストにかかる時間、テストタイムを短くする活動、ということです。

このテストタイム、どれだけ短く出来るかが、テスト業務をやっている人にとってはかなり重い課題です。

2017年2月10日金曜日

メモリーテスト〜フェイルビットマップに関する補足

以前のエントリーでSRAMのテストについて書きました。

この中で、テスターにSRAMのアドレス端子を教えてあげれば、不良を起こしているメモリーセルの物理的な位置を知ることの出来る、フェイルビットマップという便利なものがある、というような内容の説明を書きました。

これについて、若干補足したいと思います。

2017年2月6日月曜日

番外編〜テストにまつわる技術系派遣社員のはなし

1月に、前にいた職場の仲間と年に一度の集まりをしまして、近況報告をしあったのであります。

今回は参加者が少なくて、筆者を入れて5人、そのうち4人がテスト業務経験者という、随分と偏った集まりでありました。そのうち2人が技術系派遣会社に在籍して、派遣社員としてテスト業務に従事しているようであります。

そこで聞いた話によると、職場にいる若い人材、標準で用意されたテストメソッドを使うだけならいいんだけど、そのテストメソッドも中で何をやってるのか理解していないとのこと。

ん〜・・・

前回のエントリーで、テスト自動化を立ち上げようとして上手くいかなかった話を書きました。

その中で、
ちなみに近年のLSIテスターでは、標準的なテストメソッドはテスターメーカーが供給するライブラリに入っていて、GUI仕立ての画面でテストメソッドのアイコンをひもで繋げるとフローが完成、スペックはスプレッドシートから入力、という使い方が普通です。 
プログラムをユーザーが編集するような事は、特殊なテストをしなければならないとき以外ありません。
ということを書きました。こういう世界では、テスターから供給される標準的なテストメソッドは、トラブルがなければ特に中身を知る必要がないと言えばないわけですね。

しかし、せめて、ある測定をする場合には、どのような手順で測定がなされているのかが頭の中にあったうえで、提供されたテストメソッドを使うのでなければ、何かトラブルにあったときに対応できないですし、そもそもエンジニアとしてどうなの?ということになると思うんですよね。技術の幅も広がりませんね。

この先、世の中どうなっちゃうんだろう?と思わずにはいられないひとときでした。

技術を磨かないと、技術系派遣社員の人たちは仕事がもらえないですよ。